2017-08

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本気か?クールジャパン政策

政府・知財本部では、今期政策の審議が大詰めを迎えている。私がコンテンツ専門調査会の会長を務めるようになった4年前から、いわゆるクールジャパンは知財政策の柱となっている。マンガ、アニメ、ゲームに代表される現代流行文化=ポップカルチャーを核としつつ、ファッション、食、伝統工芸、観光など経済・文化全般にわたるソフトパワーを発揮する。特に海外市場を取り込むことがミッションだ。
しかし、取組は十分ではなかった。海外から評価されているポジションを日本は活かせていない。経済的にはコンテンツは成長産業どころか縮小傾向にあり、アニメの制作現場の悲惨さは笑えないギャグネタだ。政治的にも活用できていない。海外の若い世代にとって日本はソニーやトヨタよりもピカチュウやドラえもんだが、そのソフトパワーを外交に活かせてはいない。
クールジャパンは10年前にダグラス・マッグレイ氏が記した論文「Japan’s Gross National Cool」がキッカケであるし、ソフトパワーを提唱したジョゼフ・ナイ ハーバード大教授が日本はポップカルチャーの力を活かすべきと提言するなど、この流れは日本が自己評価して進めたというより、海外からの発見が先行したものだ。国内的には及び腰だった。(中村 伊知哉 慶應義塾大学教授)

まあ、その通りなんだけどアニメ・マンガに限らず、浮世絵など古来より、日本の文化は世界から距離があること、あるいは閉じていたことによって、独自の進化を遂げ、常にそれは意図せず海外に発見されてきた。
世界自然遺産、文化遺産が時代から保護しなければ残りえないように、海外への市場を切り開くようなアベノミクス的展開は、かたやアニメ・マンガに代表されるポップカルチャーが、時代・海外の嗜好に揉まれ、本来の内向きの、閉じられたことによって咲き誇った「花」を一度失うことを覚悟しなければならない。
柔道が世界スポーツとなった代わりに武道としての役割が失われたように。
このグローバルなインターネットの時代、かつてのように開いては受容し、閉じて洗練・和様化し、また海外に発見される。
そんな悠長に世界は待ってはくれない。
だからこその知財戦略なのだろうけれど。
ジレンマだなあ。

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また、英アート情報誌「The Art Newspaper」によれば、2009年に世界各地の美術館で開かれた特別展の1日当たりの来場者数は、日本の展示会が1位から4位を独占した。
それによると、1位は東京国立博物館の「国宝 阿修羅展」で、1日当たりの来場者数は1万5960人。2位は奈良国立博物館の「正倉院展」で同14965人。3位には同9473人で東京国立博物館の「皇室の名宝―日本美の華」、4位は同9267人で国立西洋美術館の「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」が入った。
ほかにも、国立新美術館の「THE ハプスブルク」が同5609人で10位に入り、ベスト10のうち半分を日本の展示会が占めた。
6位に入った仏グランパレでの「ピカソと巨匠たち」(7270人)など、欧米の著名な美術展を上回る集客力は、「日本人の美術展への嗜好(しこう)が高く、その幅広い集客はその嗜好が特別の人たちのものだけではなく、日本人全般にわたることを示すけど、グローバル、世界フラット化の流れはこうした特色も失われ、特異と見出されたポップカルチャーなど独自の文化の基盤も世界標準化されてしまうのか。

劇場版超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか
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