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2010-03

BUNGO -日本文学シネマ 日本文学は性愛の文学

黄金風景 (原作:太宰治)、檸檬 (原作:梶井基次郎)、高瀬舟 (原作:森鴎外)、魔術 (原作:芥川龍之介)、富美子の足 (原作:谷崎潤一郎)、グッド・バイ (原作:太宰治)。

まさに文豪に名にふさわしく、教科書でも学ぶ教養の小説の数々だけど、文豪たる文学者そのものは、まことにスキャンダラス。
「新・日本文壇史」(川西政明著)で読めても、教科書に載ることはない。

「新・日本文壇史」によれば「富美子の足」を書いた谷崎潤一郎は、同居する妻の妹「せい」に手を出すと、邪魔になった妻「千代」を親友の佐藤春夫に押し付けたが、「せい」は別に男を作ってしまい、今度は佐藤から妻を取り戻す。
谷崎夫人とプラトニックなままでいた佐藤春夫は谷崎と絶交したが、魔女のような別の女と出会い、今度は性愛に溺れ…。
と、いやはや凄まじい。 

bungo.jpg

林望先生のいうとおり、

「日本人は『源氏物語』をはじめ、万葉集も江戸の文学も恋愛のみで成り立つ恋愛至上主義で、国生み神話はもとより、農耕民族である日本人にとって、和合によって生まれる実りこそが大切な価値だった。精神的、肉体的に交わり仲良く調和することが望ましいヒューマニティ」(国文学者・作家 林 望 日経新聞)。

つまり、ふしだらは日本文学の伝統、日本人はエッチなのだと。
「性的なことば」(井上章一ほか編)という本も出ていて、「不倫」「女王様」「生足」「ちちくる」「薔薇」」「百合」「しとど」「花電車」…、なんと豊穣な言葉の数々でありましょう。

【DVD】BUNGO -日本文学シネマ- BOX (完全生産限定)
発売日: 2010/06/19 定価 13,125円

誰もが知っている文豪たちの隠された短編小説の傑作を30分のドラマにすることによって、長編大作では味わえない短編の中にのみ隠された作家たちの素顔、真実がそこに―。BUNGO-日本文学シネマ-、リリース決定!TV放送では放映されない未放映シーン収録予定。
特典情報
豪華ブックレット
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さて、いちばん気になるのは、その谷崎の「富美子の足」。
ヒロインは加藤ローサで、死んでいく老人の顔を無表情な少女が踏みつける…。
谷崎潤一郎が見たら、さぞ喜ぶだろうと書いたのは小林信彦。

加藤ローサの生足ね。
ちなみに踏まれる老人を演じるのは寺田農、こちらもなんとなく納得するなあ。
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