2008-08

「闇の子供たち」の現実

映画「闇の子供たち」がヒットしているらしい。
学生の頃はどんな問題作でも見る気力・体力があったけど、小品好きに変わりはないものの、最近はファンタジーや気楽に見られる娯楽大作にどうしても偏ってしまいますね。
ましてや「闇の子供たち」はタイの現実の物語でもあるのだ。

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映画は江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡とマイナーながら豪華なキャスティングで、こういう工夫でテーマ性のある映画を見てもらうというのもありなのでしょう。
それにしても怖ろしい現実です。

大澤真幸京都大大学院教授は現代中国を例にあげて、「資本主義は権威主義的な権力と結合しても問題なく動く機械だということだ。資本主義の普遍性は民主主義のそれを凌駕しているのである」としたけど、さらにこの不気味で、怖ろしい現実に、どう対抗したらよいのか…。

闇の子供たち 幻冬舎文庫 梁石日/〔著〕 税込価格 720円

貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。

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