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2008-07

 伊坂幸太郎 直木賞を辞退の衝撃

直木賞、芥川賞も決まって、とりわけ芥川賞は初の中国人作家というのでニュースになっています。
まあ、それはよその多くのみなさんにおまかせして…。
でもほんとうにすごいニュースなのは、伊坂幸太郎が直木賞の選考対象から辞退したことですね。
候補作だったのは「ゴールデンスランバー」(新潮社)、先に全国の書店員が売りたい本を選ぶ「2008年本屋大賞」「第21回 山本周五郎賞」 をすでに受賞している。
直木賞候補に5回、本屋大賞も3回連続でノミネートされている実力も人気も兼ね備えた作家なのだ。
執筆に専念したいという事だけど、もう賞なるものは今後辞退するつもりなのかもしれない。
「僕はただ、書き続けていたい」というだけの稀有な人なのだ。
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「小説を書き続けていたい。それを可能にする程度の売れ方はして欲しいとは思っています。映画や音楽に比べると本は一人ひとりが個人的に楽しむもので、皆でワーッと盛り上がるものではない」(新文化 インタビュー)。
またそのインタビューのなかで丸山健二「まだ見ぬ書き手へ」をあげているから、小説家の生き方を厳しく問う人なのだろう。
丸山健二はあらゆる賞を断る人で、純文学作家で孤高の人だったからよかったけど(?)、エンタテインメントの人気作家であとを継ぐ人が出てくるとは誰も思わない。
各賞の受賞が売れ行きに直結しているのは自明だし、芥川賞・直木賞はなかでも最大の効果をもたらすものなのだ。

坂口安吾はこんなことも言っている。
「小説はたかが商品ではないか、そして商品に徹した魂のみが、また小説は商品ではないと言い切ることも出来るのである」

「ゴールデンスランバー」(新潮社) 伊坂幸太郎著 定価1680円

「俺はどうなってしまった?」「一体何が起こっている?」
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか。

書店員が売りたい本を選ぶ「2008年本屋大賞」を受賞したように、それでもみんなに薦めたくなるのだった。

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